| 中野市 中野高・中野実高統合で総合学科高校 飯山市内3高校は1高校へ統合 |
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長野県教育委員会は24日、県庁で臨時会を開き、89の県立高校の再編問題に関わる、統廃合対象の高校名を資料の中で公表。第1通学区の本紙関係では全日制過程について、飯山市内3校を1校へ統合し、中野市、須坂市周辺地区については中野高校と中野実高を統合し、総合学科高校の候補地とする案を高校改革プラン推進委員会に提出した。 案は資料としての「たたき台」として提出したが、実名が公表されたことにより、学校関係者はじめ、PTA、同窓会、さらには今後高校進学を考える中学生とその親たちにも影響しかねないと懸念される問題だ。 高校改革プランは小子化から県立高校の統廃合や各校の魅力づくりを考える計画。89ある県立高校を2019年までに14校減らす案で検討している。県教委は4通学区ごとに推進委員会を設置。統廃合に際し、2007年度高校入試の統廃合対象校の募集停止や、午前、午後、夜間から希望する時間帯で授業を受けられる多部・単位制、専門学科を学ぶことができる総合学科高校の設立案も出されている。 本紙関係で名前のあがった中野高校では、臨時会が開かれた24日の夕方には職員、同窓会長、PTA会長へ状況を説明し、週明けの27日には担任を通じて生徒たちへも説明が行われた。 斉藤定善校長は「今回出された案は“たたき台”ということで、本校とすれば今までの取り組み、学校の魅力づくりをしっかりと継続する。少子化の激しい地域ということもあり、いつかはあがる問題だとは思っていたが、実際に名をあげられると複雑な心境。今は議論の推移を見守るのみ」と話していた。 中野実高の青山訓康校長は「予想はしていなかったが、今日、明日という問題ではなく、緊急を要することは急ぎ、今は様子を見守りたい。中野実高、中野高とも廃止という意味ではなく、統合であり、両校とも残るということを前提に考えている。さらに魅力ある学校づくりを行う」との見解を示した。 また、両校とも同窓会、PTAなどからは今のところ統合に関して名前があがったことで、目立った反応、動揺はないが、要請があれば、説明会や臨時会議を開くとしている。 総合学科に関わる具体的な高校像はまだ示されていないが、今後、両校はじめ近隣の各地域や高校の動きに注目が集まる。 中野高は明治44年中野実科高等女学校としてスタート。大正15年には中野高等女学校になり、昭和23年、学制改革により男女共学になった。以後、変遷を経て、現在に至る。 中野実高は明治39年下高井郡乙種農蚕学校として設立。明治42年に下高井郡立農蚕学校と改称。大正9年には下高井郡農商学校となり、商業科の分立や合併などを繰り返し、昭和23年の学制改革で中野実業高校となった。
県教委が示した資料によると、第1通学区全日制過程で、中学卒業予定者が平成17年と比較し、平成31年には8割ほど。本紙関係の飯山市から中野市周辺について、飯山市周辺では中学卒業予定者が平成31年には現在の53%程度まで減少するため、4校を維持した場合、1校あたり1学年2学級を下回る。現在の各校の特色学科を有効に活かして学びの選択肢を提供しつつ、教育の質を確保する観点から3校を統合し、現有施設の状況から当面は飯山北・南高の校舎を活用して新たな高校としていく。 中野市・須坂市の地区は、中学卒業者が平成31年では現在と比較して76%ほどで飯山市周辺に次ぐ減少率。平成31年には全体で27学級ほどの募集と推測され、特に中野市内の小規模化が懸念される。一定程度の学校規模を確保し、普通科と専門学科の特色を活かした多様な教育を展開できることにも配慮して、近距離の中野高・中野実高を統合し、施設設備の整理された中野実高の校舎を利用することが候補として考えられる。また、この高校は、単に中野市の新たな高校というだけでなく、長野市では市立皐月高が総合学科への転換を決めていることから、地理的条件を考慮すると、第1通学区の総合学科高校の候補とすることが考えられる?としている。 第1通学区定時制・通信制過程については、坂城高が多部制・単位制高校の独立校として転換した場合、長野吉田高、長野商業高、篠ノ井高の定時制を坂城高に統合することが考えられる。統合を考える際、夜間定時制は、勤労青少年のための学び舎である観点から、通学圏域内の適所に配置しておく必要がある。中野高と中野実高の統合校、長野高、長野工業高の夜間定時制が、その候補として考えられる?としている。 通信制過程は、現在、長野西高に設置されているが、全日制の生徒が多く、通信制の校舎は全日制と共用しているため、通信制の生徒の学習環境として最適とはいえない。長野西高の通信制過程を、多部制・単位制の坂城高に移し、多部制や定時制との連携による柔軟な単位取得や合同授業・行事の実施などを行い、東北信の通信制過程の中心校として坂城高を考えていくことができる?としている。平成元年度から平成17年度までの本紙関係、高等学校別在籍生徒数の推移は表の通り。 写真上=中野高校 |
| (2005年7月1日号) |
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